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3.4.4.10.2 航空機応答
各航空機内のLMEは、受信した一斉同報XID_CMD_H0(P=0)を処理し、地上LMEが一斉同報リンク・リカバリ(あるいは急速化サブネットワーク・リカバリ)を実行したかどうかを判定するものとする。これは、地上局アドレス・フィルタ・パラメータが接続している地上局のDLSアドレスを含んでいることと含まれる航空機アドレスに一斉同報コネクション・パラメータが存在することを確認することによって行われるものとする。一斉同報リカバリをサポートする航空機LMEは、(一斉同報XIDのパラメータで修正された)前のリンクと同一のパラメータを持つ新しいリンクヘのハンドオフが発生したと考えるものとする。前のリンクは、直ちに切断されるものとする。
一斉同報コネクション・パラメータには、航空機DTEと地上LMEが保持した同位の地上DTEとの間のサブネットワーク・コネクションにのみ関するサブネットワーク・コネクション情報(すなわち、M/I及びLCIサブフイールド)が含まれるものとする。
一斉同報サブネットワーク・コネクション管理をサポートする航空機LMEは、地上LMEが保持したサブネットワーク・コネクションがいずれであるかを判定するために、一斉同報コネクション・パラメータの残りの部分を処理するものとする。地上LMEが保持した旧リンク上の論理チャネルに関連するサブネットワーク・コネクションに関して、航空機LMEは、旧リンクで送信された発呼要求(CallRequest)及び呼確認(Call Confirmation)が新リンクに再送信されたように考えるものとする。(ただし、一斉同報コネクション・パラメータ内のM/Iビットが、以前の呼確認の値に取って代わるということを除く。)この時点で、航空機DTE、地上DCE及び地上DTEは、初期化されるものとする。一斉同報コネクション・パラメータが、地上がサブネットワーク・コネクションを保持できない(すなわち、特定のLCIが一斉同報コネクション・パラメータ内で言及されていない)ことを示す場合、航空機は、4.6.3.3.1項のように明確にこのサブネットワーク・コネクションを確立するものとする。

 

3.4.4.10.3 例外的事例
地上LMEが一斉同報リンク・リカバリを実施したが航空機LMEが一斉同報リカバリをサポートしない場合、航空機LMEは、航空機起動のリンク・ハンドオフ(航空機LMEが前と同じものをサポートする場合)かあるいはリンク・ハンドオフの要請を行うものとする。
航空機LMEが新しいが受け入れがたい地上局を見つけた場合、航空機LMEは、航空機起動ハンドオフ(航空機LMEが前と同じものをサポートする場合)かあるいはリンク・ハンドオフの要請を行うものとする。
地上局アドレス・フィルタ・パラメータが航空機LMEがリンクしているDLSアドレスと等しくない場合あるいは一斉同報コネクション・パラメータ内の航空機識別子サブフ

 

 

 

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